食生活アドバイザーの勉強方法から資格取得までの流れ
食生活アドバイザーを仕事や家庭で活かしていく方法
独学で取得するための勉強法
食事って元気や健康の源なので、とても大切ですよね。
「もっと食に関する知識を深めたい」
「家族に持病があるけど、何を食べればいいんだろう??」
…と悩んでいませんか?
Question:「ミネラル」に関する記述で、もっとも不適当なものを選びなさい
- 無機質と呼ばれ、人間のカラダを形成する酸素・炭素・水素・窒素以外の体内で合成されない人間にとって必須の元素である
- ミネラルは、普段の食事で必要量のほとんどを摂取できるものの、ナトリウムが現代人にとってもっとも不足しがちといわれている
- 歯や骨、筋肉、血、神経、臓器などの構成成分となる
- 体内での化学反応を活性化させる酵素の働きを助ける
- 血液や体液のpH や浸透圧を正常に保ち、神経や筋肉に刺激を与える働きをする
出典:http://www.flanet.jp/juken/mogi3.html
これは食生活アドバイザー3級の試験問題の1つですが、みなさん答えは分かりましたか?
答えは②ですが、ミネラルなんて普通に生きていく中では意識していないですよね。
子どもの偏食が気になるから栄養のあるものを食べさせたいんだけど、何を食べたらいいのかな?
この記事では、
出題範囲が広い食生活アドバーザーを独学で取得する方法お伝えしていきます。
この記事を読めば、勉強法をマスターすることができますよ!
「一発合格したい」と思っている人はぜひ読み進めてくださいね。
独学でもダブル受験できる食生活アドバイザーとは
食生活アドバイザーは1999年に始まった検定などで歴史は浅いですが、有名人が取得していることもあり知名度があります。
自分だけでなく家族や仕事にも活かせる知識を学ぶので、食生活をさまざまな角度から見直したい人におすすめの資格です。
- 食生活アドバイザーには3級と2級が存在する
- いきなり2級も受けられるが3級の勉強も必要
- 公式テキストから出題される試験の難易度
- 全国14都市にある試験会場で試験を受けなくてはいけない
- 食生活アドバイザーが活かせる場面
食全般の知識を学べるので、健康に気を使うようになったり生活に変化を感じるはずです。
どんな資格なのか、基本情報を詳しく解説していきますね。
1.食生活アドバイザーには3級と2級が存在する
誕生して2間もない資格なので歴史が浅いことが原因かもしれませんが、食生活アドバイザーに1級は存在しません。
2級と3級は併願試験を受けることもできるので、ダブル合格を目指すことができます。
3級 | 提供される側(消費者)に必要な知識 健康管理の基礎 |
2級 | 提供する側(スーパーや小売店)の知識 健康全般の幅広い知識 |
2級になると提供する側の知識も問われ難易度が増しますが、仕事にも活かせるほど実践的なスキルが身につきます。
どちらの級も同じ日に試験があるので、ダブル試験を受ける人が多いのも食生活アドバイザーの特徴の1つ。
2.いきなり2級も受けられるが3級の勉強も必要
問われる知識が「提供される側」「する側」に分かれているので、2級だけが欲しい人もいるかもしれません。
2級だけを受験することもできますが、3級の問題も出てくるので勉強しなくてはいけません。
3級の勉強をして慣れてから2級の勉強をすることで理解度が増すので、2級だけ受験する人も両方勉強したほうがいいかもしれません。
3.出題範囲と試験の難易度
どちらの級も公式テキストから出題されているので、テキストの内容をしっかりと把握していれば合格することができます。
2級になると合格率がガクッと下がるので、しっかり試験対策をしなくてはいけません。
- 栄養と健康
(栄養・病気予防・ダイエット・運動・休養など) - 食文化と食習慣
(行事食・旬・マナー・配膳・調理・献立など) - 食品学
(生鮮食品・加工食品・食品表示・食品添加物など) - 衛生管理
(食中毒・食品衛生・予防・食品化学・安全性など) - 食マーケット
(流通・外食・中食・メニューメイキング・食品販売など) - 社会生活
(消費経済・生活環境・消費者問題・IT社会・関連法規など
3級 | 2級 | |
受験料(税込) | 5,000円 | 7,500円 |
合格率 | 65% | 40% |
合格基準 | 60点以上/100点 | 74点以上/123点 |
問題数 | 選択問題50問/90分 | 選択問題42問+記述式13問/90分 |
点数 | 各2点 | マークシート/2点 記述式/3点 |
解答方法 | マークシート/5択 | マークシート/6択 |
記述問題では「漢字で答えなさい」と書かれていることもあるので、正確な知識を身に付けておく必要があります。
4.試験は全国14か所の会場で受けなくてはいけない
コロナウイルスの影響で試験会場で受ける資格が減りましたが、食生活アドバイザーはかならず試験会場へ行かなくてはいけません。
試験の2ヶ月前に受付が終了してしまうので、随時公式サイトで日程の確認をおこなって申込んでくださいね。
願書到着後、専門用紙に記入して振込(郵便局/ゆうちょ銀行)
検定の1週間前までに受験票と会場案内が送られてくる
試験
合格するとカードタイプの合格証が届く
5.食生活アドバイザーが活かせる場面
資格を仕事に活かすと言うと専門職や時給が上がるイメージを持つ方もいると思いますが、残念ながら民間資格の食生活アドバイザーは仕事に直結する資格ではありません。
ただし、今の仕事に+αの要素として活かしていくことは十分可能なので、どんな風に活かせばいいのかを解説します。
職種 | 活かし方 |
介護&医療 | 障害や疾患を抱えている方が、どんな風にすれば美味しく食べられるのかを提案し、健康維持に役立つ事ができます。 訪問介護などで食事を作る際にも役立つ知識なので、客観的な視点で食生活改善のアドバイスができるようになりますよ。 |
家庭 | かしこい消費者として、食の安全に気を配りながら毎日の食事をつくることができます。 |
飲食業 | 衛生管理や食材の選び方が身につくので、お客様に安心して利用してもらうことができます。 |
流通 | 購入者との生産者のパイプ役である流通現場で、衛生管理を徹底しながら安全に運ぶことができるようになります。 |
教育現場 | 近年注目を浴びている「食育」ですが、食べ物の大切さやマナー教育に役立てることができます。 |
販売現場 | 食材を美味しく食べる方法や、健康面でのアドバイスができるようになります。 とくに小売店などでお客さんとの会話が多い場合は、一目置かれる存在になりますよ。 |
生産者 | 自分が作った食材がどうすれば一番おいしく安全で、ベストな状態で消費者に届くかを考えることができます。 |
家族の食生活改善を目的として取得するだけでも十分意義がある資格ですが、使い方次第では仕事に活かしていくこともできます。
資格を取得することで、今まで以上に食に関心が持てるようになりますよ。
食生活アドバイザーを独学で取得する3つのコツを解説
食生活アドバイザーは認定団体のFLAネットワーク協会から公式テキストが発売されているので、何度も読むことが大切です。
ただ読むだけでは習得できないので、おすすめの勉強法を解説します。
- 公式テキストを徹底的に覚える
- 過去問題集を繰り返し解く
- 苦手な部分はノートにまとめて暗記する
自分の得意科目や苦手科目を把握したうえで弱点を克服していくことが大切なので、合格するための勉強法を解説していきますね。
1.公式テキストを徹底的に覚える
食生活アドバイザーは公式テキストが発売されているので、暗記すればするほど高得点を狙えます。
まずは公式テキストを1冊しっかりと読み、どんなことが書かれているのかを把握しましょう。
公式テキストに沿った内容なので、併用していくことで理解度をグッと高めることができます。
2.問題集を繰り返し解く
公式テキストを読みインプットした後で、問題集でアウトプット。
これを繰り返すことで、どんどん知識を吸収していくことができます。
食生活アドバイザーの認定をおこなっているFLAネットワーク協会と、取得講座のあるユーキャンから発売されている問題集。
どちらも食生活アドバイザーに精通しているので、お好みの問題集でひたすら勉強していってくださいね。
3.苦手な部分はノートにまとめて暗記する
最初から問題集をノートにまとめて覚えていく勉強法もありますが、時間も時間がかかってしまいますよね。
日々の生活のなかから勉強時間を確保するのは大変なので、効率的に勉強を進めていくことが大切。
インプットとアウトプットを繰り返しながら覚えていければいいですが、どうしても暗記できない部分が出てきます。
苦手部分だけをノートにまとめることで時間の節約にもつながるので、効率的に学習することができますよ。
独学で食生活アドバイザーの取得が難しい場合はユーキャンを利用する
2級の合格率は40%ということもあり、1度では受からないこともありますよね。
通信講座ならユーキャンの食生活アドバイザー(R)講座もあるので、お金に余裕のある人は受講すると合格率が格段に上がります。
独学で勉強するよりも理解度や習得スピードが格段に違うので、確実に取得したい人は通信講座も検討してみましょう。
動画講義に加えテキストや問題集なども含まれているので、案外高くないと思えるはずです。
食生活アドバイザーは独学でも取得できるが2級は難易度が高い
3級は合格率も高いので独学でも十分取得できますが、2級になると合格率がガクッと下がってしまいます。
とにかく公式のテキストと問題集でしっかりと内容を覚え、試験に備えてくださいね。
試験は年に2回しかないが、3級と2級同時に受けることができる
独学で取得する場合、公式問題集を徹底的に解いて覚えることが大切
通信講座なら4ヶ月ほどでダブル試験に合格できる
資格を取得することで家族の健康管理や仕事に活かしていくことができるので、ぜひ勉強してみてくださいね。
なかには10万円をこえる組み合わせも存在するので、最大半額で講座を受講できるチャンスです。
おすすめ度 | |
---|---|
講座ラインナップ | 約150講座 |
受講費用 | 30,000円~50,000円台 |
おすすめの人 | ✓2講座受講したい ✓映像講義を視聴したい ✓不合格なら全額返金でノーリスクで学習したい |
国家公的資格の取扱数も多く、キャリアアップを目指す人にもおすすめです。
学びオンラインプラスという受講生専用サイトを利用すれば、外出先でもテキストの閲覧やWebテストが受けられるため隙間時間を有効活用できますよ。
おすすめ度 | |
---|---|
講座ラインナップ | 約150講座 |
受講費用 | 30,000円~60,000円台 |
おすすめの人 | ✓外出先でもテキストの閲覧がしたい ✓大手の安心感がある通信講座を受講したい ✓資料請求で納得をしてから受講したい |
おすすめ度 | |
---|---|
講座ラインナップ | 約140講座 |
受講費用 | 基本コース:59,800円 プラチナコース:79,800円 |
おすすめの人 | ✓卒業課題を提出するだけで資格が欲しい ✓1つの講座で2資格同時に取得したい ✓趣味を充実させる資格が欲しい |